【小噺】通になるには
「ご隠居さんいますか」 「おう、よく来たな。まあまあお上がり。今日はどうした」 「ご隠居は、なにかの通ですかい」 「藪から棒だな。まあ、自分ではさほどでもないが、人さまからは『ご隠居、通ですね』なんていわれてるがな」 「 … 続きを読む
「ご隠居さんいますか」 「おう、よく来たな。まあまあお上がり。今日はどうした」 「ご隠居は、なにかの通ですかい」 「藪から棒だな。まあ、自分ではさほどでもないが、人さまからは『ご隠居、通ですね』なんていわれてるがな」 「 … 続きを読む
《小噺その1》 小児は白き糸のごとしなんてことを申しまして。遊び方ひとつにしても、住んでるところでずいぶん影響を受けます。学校のそばでは学校ごっこ、お寺のそばでは弔いごっこ、刑務所のそばでは懲役ごっこ。そして、寄席のそば … 続きを読む
【2019/3/5改稿:関係者の名前を匿名にしていたのですが、別に意味がないので実名にしました】 柳家小ゑん師匠のツイッターをまとめて読んでいたら、ひとの商業コラムへのリンクがあった。 <一人で全部を演じる「落語」は本当 … 続きを読む
「柳家小三治」、生ける人間国宝である。落語協会の前会長であり、春風亭一之輔他の真打抜擢を実行した。 実をいうと私、小三治師匠を特に好んでは聴いていない。私の聴く「落語」というふわふわとしたものの中心にはこの人はいない。 … 続きを読む
NHKで朝やってる「演芸図鑑」、録りっぱなしにしていたのを整理したら、三遊亭兼好師匠の「桃太郎」があった。つい最近のものですが。前も書いたが、この番組の9~12分程度の落語、結構貴重だと思っている。放映しているもののレベ … 続きを読む
古谷三敏「寄席芸人伝」のご紹介。 すべてのエピソードを紹介するつもりももとよりなく、そろそろ終わりかな、と思いながら3回くらい続けています。 落語を聴いていると、マンガの各エピソードが勝手に膨らんでくるのですね。 第3巻 … 続きを読む