落語の演目
瀧川鯉朝「あいつのいない朝」
瀧川鯉昇一門という、実に個性的な集団が落語界にある。鯉昇師匠がまず圧倒的に面白い噺家さんである。そこに集まった弟子たちが実に14人。現代においてはおよそ考えられない大所帯。辞めた人というのも、いないことはないのだろうが聞 … 続きを読む
柳家喬太郎「井戸の茶碗」
鈴本上席(昼席)主任の喬太郎師の掛けた「井戸の茶碗」について。 喬太郎師の噺、当ブログでは、復刻落語の「擬宝珠」と、新作落語「ハンバーグができるまで」を取り上げた。 次に師の古典落語を、と思っていたのだが、これが意外と難 … 続きを読む
春風亭一之輔「新聞記事」
春風亭一之輔師の噺、当ブログでは具体的に取り上げたことがなかった。 この師匠の噺、たまらなく面白いが、面白さの分析がやたら難しいのである。 徐々にわかってきた気がするので、ひとつ取り上げてみます。 コレクションの中から、 … 続きを読む
柳家喬太郎「擬宝珠(ぎぼし)」
先日久々に末広亭に行って、持ち時間の短さにより、変なところで切れてしまう落語を多数聴いてきた。 寄席、特に新宿がそういうところだというのはもとより理解している。 だが、そういう尺の高座が多数あり、その尺に合わせた落語が求 … 続きを読む
「大工調べ」の訴訟論
お白洲ものの落語がある。 「大工調べ」「帯久」「三方一両損」「佐々木政談」「鹿政談」など。変わったところでは、もっぱら入船亭扇辰師が手掛けている「さじ加減」などという噺がある。 本来、お奉行さまがいちいち訴訟を指揮するわ … 続きを読む